住宅ローンが払えないと全額一括返済請求される?!

住宅ローンを利用して借入をすると、毎月決められた一定の金額を支払う必要があります。
そして返済の方法として、元利均等型と元金均等型の二つがありますが、多くの人は前者の方法を選択しています。

元利均等型とは、住宅ローンを毎月支払う金額は一定で、その額の範囲内で利息と元金に当てられる方法です。
そして元利均等型の方法を選択して返済の手続きをしている人は、いくつかのメリットとデメリットを感じています。

まずメリットとしてあげられるのが、毎月入金する額が一定なので、日々の生活をしていく中で支払いの計画を立てやすいということがあげられます。
また住宅ローンの返済額が一定なので、余計な出費を強いられることがないというのも、良い点だという人も多いです。

これに対し元利均等型のデメリットとして、どうしても元金均等型に比べると期間が長くなったり、総額が多くなってしまうということです。
なぜなら、最初は支払い金が利息に割り当てられるため、元金が減らないので、その分多くの利息が発生してしまうことになるからです。

そのため、お金に余裕のある方は、途中で繰り上げや、全額一括返済をおこなったります。
このように、元利均等型にはメリットとデメリットの両方がありますが、手続きをする中ではメリットのほうが大きいので、支払い方法を選ぶのであればこの方法がいいでしょう。

住宅ローンを繰り上げしすぎて払えないと一括返済請求

住宅ローンを組むと、特別控除が適用され、借り入れた金額の1%分が、所得税から10年間控除の適用を受けることは良く知られています。
控除限度額は、毎年の様に変わり、平成26年度からは最大40万円となりました。

私の場合は、平成16年に住宅ローンを組んだので、上限50万円が10年間控除の適用を受け、最大500万円が還付される計算となりました。
ローンを組んだ銀行からも一部繰上げ返済は11年目から始めると得しますと教えられ、得した気分になっていました。

当時の金利は現在より相当に高く2.1%の固定金利を10年間、以降の20年間は変動金利というローンで、5,000万円を借り入れたので、シュミレーションをすると、支払い総額は約7,400万円と2,400万円も金利分がかかる計算でした。

金利を圧縮するには、借入金を減らすことが何よりも効果的ですが、初期はそのほとんどを金利分を支払っており、元金分の支払いはほとんど行っていません。
シュミレーションしてみるとローン借り入れ後2、3年以内に500万円を一部繰上げ返済を行うと、600万円分の金利を減らすことができることがわかりました。

つまり、住宅ローン特別控除で所得税還付金をもらうために10年間一部繰上げをしないで待っているより、還付金が減っても一部繰上げをした方が、ものすごく得をするのです。
このことを知った私は、それこそ爪に火を灯し、塩をなめなめ暮らす気持ちで、節約に努め、7年間で無事返済を終了することができました。

総額にして1,800万円ほどの金利を得したこととなりました。
特別控除還付金を待たないで本当に良かったと思っています。

とは言え、これは人にもよると思います。
手元に預貯金がない状態まで繰り上げしてしまうと、有事の際の返済資金がなくなるため、最悪は払えない状態になります。

それで消費者金融などの高金利の融資を利用して行き詰まり、滞納のあげく住宅ローン一括返済請求に至る例もあります。
何事も計画性が重要です。

参考:住宅ローンの一括返済請求(全額返済)をされたらどうなる?

住宅ローンが払えない一括返済請求の要注意!

生活の中で大なり小なり借入を抱えている人は少なくありません。
住宅ローン、教育ローン、マイカーローンという日常生活で必要なものから、遊戯代や享楽費と言ったものまで借金をする人もいます。
しかし、大事な事は計画的な借入と、返済ができているかどうかではないでしょうか。

住宅、教育、車等のローンについては、長期的な計画で支払いするように考えて借入をすると思いますが、それ以外だとあまり返済を意識せず借りることが多いかもしれません。

そのようなことを考えると日々の生活の中では、できるだけ予定外の借金を作ることは、払えない可能性があることを認識しておかなければならないのではないでしょうか。

サラリーマンにおいても自営業にしても、余程のことがない限り、大きな臨時収入を見込めることは早々ないものです。

また、多重債務に陥らない様にすることも大事です。
最終的には自己破産という選択肢がないわけでもありません。

しかし、普段生活する上では支障がないように見えても苦しくなる場面が出てきます。
よって、借入をする時には、本当に今、お金が必要なのかどうかを今一度、見極める必要があると思います。

特に住宅ローンのような金額が大きい借金は、払えないと一括返済請求されても対応できないので、慎重さが必要です。
自分の収入と照らしあわせて支払いできる目処が建てられるのなら、計画的な借り入れもメリットが出てくるのです。